運行制御形式について.
AC電流そのものを用いる電圧制御方式。
があげられる。
AC波については、広義と狭義にわかれる。
広義として、DCCも線路(track)にはACを流すのでAC方式とも言える。
そして、狭義のAC方式には、古いdigitalではない時代のMaerklin方式とリオネルなどで採用されて日本にも16番ゲージの前にはやった三線式Oゲージがある。
後者は、ACを流すと、モーターは交流モーターすなわち電磁石を働かせて駆動力を得る方式である。この交流で回転するモーターはエナメル線を巻いて通電により電磁石にするので直巻きモーターとも呼ぶらしい。ちなみに直流モーターは永久磁石を使っている。
交流モーターは、当然DCでも回転する。が、通電方向と電磁石の極性が連動するようにエナメル線が巻いてあるので、永久磁石モーターであり回転方向制御は通電極性のみで方向転換可能なDCモーターの特性が消えてしまう。
だから、電磁石に流す直前の電流の極性を変換しないと回転が逆転しないわずらわしさ、手間は残ってしまう。
DC波を供給するパワーパックが普及している現在、三線式Oゲージで直巻きモーター車でもDCを使うのが一般的と思われる。そもそも日本では、直巻きの模型でも使えるモーターが市販されなくなっている。新設モーターは、DCモーターしかなく仕方なくDC運転になる。
そこで
三線式Oゲージの魅力について考えてみた。
老人老眼になると、大きいものが好きになってきた。
鉄道模型趣味には、3つの要素があると思っている。作る・走らせる・そして収集して鑑賞する・喜び。
最近のNゲージ愛好家・makersはコレクション性に重点を移してきたかのように我が輩にはみえてしまう。
そのあげく・・走らせるための工夫よりも実車との相違が気になりまくるようにみえてしまう。
makers は沢山買ってもらわなくてはいけない・・・からだろうし。
その風潮に対するささやかな老人の抵抗に・・・選ぶのはOゲージそれも三線式。
Oゲージは、米国では三線式、
欧州では二線式が普及というか defact standard となっている。
Maeークリンを産んだ欧州がなぜ二線式を採用するのかわけがわからない。
三線式の最大の長所;
ポイント(米国ではswitchとか)の絶縁即ちgapを切ることがまるで要らない。
最大のハイライトは、線路配置で二線式では大変なリバース(先頭のロコの進行方向が換わるというturnTable転車台なみの機能)を簡単に設置できるという点にある。
また、米国リオネルで始まったこともあり、主流はToy的な味を持っている。しかも頑丈でなくてはならない。少々のdetailを無視してがんがん走らせる模型である。そしてものが大きいので、toy的車輛の補修などの半田付けとかわりと楽。
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