クマワラジムシ 変異体間の交配を試みる。

3/24/2020

クマワラジムシ

クマワラジムシ、うす赤い個体群とパイドな個体群を交配してみた。
クマワラジムシ、2系統の掛け合わせを試みている。いずれも固定していると思われる個体群。Pied(白地に黒い斑入り)個体とalbusではない(赤目ではないので)赤みのある個体である。本当は、処女を使って一子相伝的に交配すべき。しかし、飼育しているクマワラジムシ、オカダンゴムシは、集団生活する習性があり単独ペアではなかなか殖えない。すくなくとも我が輩の実力では、一対一交配すると集団生活する彼らであるので、元気に繁殖まで持ち込むことができない。それで金魚などの養殖魚でよくやる方式を採用してみた。すなわち、なるべく若い数mm個体の集団10数匹ずつランダムに、Pied集団x赤み個体群を同一ケースで生育した。始めは、2019-9月はじめ。
 仮説というか予想がある。0-そもそもいずれもPorcellio laevis, クマワラジムシだろうか? 1-同じクマワラジムシなら交配してしかもいずれも突然変異個体群であれば、F1個体なら野生型表現型を示すはず。実は、野生のクマワラジムシを採ったことがないのだけれど。その中間検定の結果を。まず、隠れ家をひっくり返してみた;
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porcellio-laevis
クマワラジムシ Pied & red, ruber

野生型がいそうにないのだけれど。赤みのある個体が少ないのだ。元は同数だったのだが。
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それで仕方なく、赤みのある個体とPied個体を10以上集めて、20mm方眼シャーレに入れてみて上から写真を撮ってみた;
Porcellio-laevis
クマワラジムシ Piedxred-? 

あきらかに小さい次世代とおぼしき個体2-7>は、どうみてももとのPiedがらそのもののようだ。
少し大きい個体1>は、微妙だけど赤みがありw/ Pied のようにもみえる・・・二重変異体がいきなり出現か??
ひと回り大きいのだが、どうみても元の赤みのある個体には、rub>印、どうみてもPiedそのものにもPied>印をつけてみた。
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ということで、
0-本当に交配しているのか?
1-別々に子づくりしている?すなわち、同一species ではないのかも?
normalな個体(灰色の個体になるとおもうのだが??)が出現しない?
今後もっと追究しないといけない・・・・次第である。
米国の販売siteには上記1>のようなピンクがかったPiedな個体が売ってあるのを見たことはあるのだが(to be examined further)

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