イモリ科の餌について再度検討してみる。

5/21/2024

food

イモリ科の餌の検討。

一般に「日本のイモリマニア」は「合成フード」派のような気がする。
理由は、各種栄養分が取り揃っていると。
海外では、天然餌派が主流のようだ。

吾輩は、anti- 合成で天然フード派。
そのanti-の理由は以下;
1_
人工合成フードは、「小麦粉」でタンパク質量を稼いでいるものがほとんど。
野生で食べているタンパク質源とは異なる。
2_
タンパク質は、体内ではアミノ酸に分解して摂取する。
だから、そのアミノ酸組成が餌の成分理解の「必須」となるはず。
ところが、人工合成餌はその組成について考慮されていないとしか思えない。
考慮されているのは、ビタミン・ミネラル成分添加など。
3_
タンパク質量そのものも、実は、
「ケルダール法で窒素の分析からタンパク質含有量を計算する。」
タンパク質そのものを図っていない、と思う。

で、吾輩のえさについての考え;
基礎飼料としての冷凍解凍赤虫+で
1_
自然界で食べている昆虫などを与えるべき。
2_
今や「昆虫食boom」のせいか・・その代替として昆虫粉が売られている。
コオロギ粉末・アメリカミズアブ粉末含有レパードゲッコー餌
などだ。
3_
それを基礎フードに「まぶして」与えることにしている。

4_人工餌も使うけど。ビタミン・ミネラル添加のために。

そこで、よく使う冷凍赤虫を検討してみた。
普通に販売の冷凍赤虫の栄養素;
「蛋白質>脂質>粗繊維>水分,
順に
6.3%>0.8%>0.3%>89.7%.」
とある。普通こんなものだろう。
これをdry weight に換算する;
水分を、6%にしてみる。
「そのための手続き;
100gの赤虫があると、順に;
タンパク質6.3g, 脂質0.8g, 粗繊維0.3g,水89.7g
6% 水含有にするためには、xg の水として;
x/(x+6.3+0.8+0.3+2.9) = 0.06, 計算して
x = 0.65745 g.
total = 0.65745+6.3+0.8++0.3+2.9 =10.995745 だ。
再度水含有6% での組成計算;
蛋白質>脂質>粗繊維>水分で、
6.3/10.995745=57.5%>
0.8/10.995745=7.3%>
0.3/10.995745=2.7%>
0.654745/ 10.995745 = 0.06 =6%『で間違いない.』
以上が、dry での含有量の計算。」

ところで、
凍結乾燥赤虫を売っているところがある。
その組成は
「粗たんぱく質 58.3%以上
粗脂肪 3.0%以上
粗繊維 9.0%以下
水分 6%以下
粗灰分16.8%以下」
とあった。
だいたい、間違いないようだ。

—-
赤虫タンパク質のアミノ酸組成は検索で出てこない。
でも自然界で食べている餌。
だから他のコオロギ粉末・ミズアブ粉・添加で
必要なアミノ酸とその含有量は充足されると思っている。

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