study; variegated,「まだら」模様について。

8/27/2023

study

variegated「まだら」模様について。
アマゾンミルキーフロッグは、
白系と灰黒色系のまだら模様になっている。
そのまだらの割合って、どうやって決まるのって、study.

例えば、eu-cb に多い黒灰部分の広い個体群は、
「hybrid じゃないの?」と語っておられたyoutub-er をみたことがある。

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斑模様は一般的には「遺伝事象ではない」とされている。
背側に出来た色素細胞が腹側に移動し,
その「移動の仕方は偶然であって移動の痕跡として斑模様が出来ると言われる。
偶然なので同じ斑模様のホルスタイン牛はいない。
だから酪農の世界では血統書・「個体証明」に模様のわかる写真をつけている。
また三毛ネコの斑模様は、同様で同じ斑模様にはならない。

ホルスタイン牛について。

体色が,黒白の斑か茶(赤)白の斑のホルスタイン種がいるが,
黒か赤かの色決定は遺伝子支配による。
毛色決定には、複数の遺伝子が関与する。
最も重要な遺伝子は「MC1R遺伝子」と呼ばれる遺伝子で、
この遺伝子にはいくつかのバリエーションが存在。
この遺伝子がコードするタンパク質はメラニンの合成を制御し、
白色のホルスタインはMC1R遺伝子の特定のバリエーションを持っています。
MC1R 遺伝子は melanocortin 1 receptorを作り
この receptor,受容体が色素形成に重要な働きをする。
「ヒトでは、『赤毛』になる変異の遺伝子。」

さらにstudy;
斑模様のホルスタイン種は,尾先四白と言われ尾の先と足先は白だ。
これは遺伝子支配。
真っ白や真っ黒のホルスタイン種はいないことになる。
と言うか、「血統書」では「尾先四白」以外は認めない。

尾先四白は,イヌやキツネ等にもある。
ネコでは、「腹白四白」。
で白い前掛けや腹掛けをかけ白足袋を履いている猫が存在。尾の先は逆に黒が多いようだ。

「ヒマラヤン」って品種 (ウサギ、ネコ,とか)は
逆で「尾先鼻先足先・黒」だな。「尾先四黒」か。

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だから、アマゾンミルキーフロッグの「まだら」は遺伝せず、
個体識別に使えるだろう。

上記のstudy ではわからなかったこと;;
「白がち」or「黒がち」i.e. 「黒色素胞生産性 less 」or 「黒色素胞生産性more 」って言うのは、
遺伝子支配だと思うけれど。


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