血液型のはなし|
雑学というより、雑談かもしれないけれど。
1_
昔むかし、
とある産婦人科にてある夫婦に2番目の女子が誕生した。
産婦人科医は、即、血液型を調べた。B型だったそうだ。
産んだ婦人は、O型だった。
ところで、婦人曰く「夫はA型だと言っていた。」と。
MD「をいをい」・・・って次第。
とり急ぎ・・・夫に連絡がいった。
「血液型を調べよ。」
夫は近所の保健所に行き、血液型を調べてもらった。有料だったような。
めでたく、AB型と判明。
よかった、よかった・・・と。
ところで、夫のA型って高校1年生物の実習で、
自分で耳たぶから採血し検査した結果だった。
—
2_
これに似た「女性側の浮気を疑う」って話はInterNet 上の「おもしろばなし」で時々目にする。
血液型の抗体は、
抗-A抗体、抗-B抗体に反応(し凝固@試験管内)するものを、それぞれ、
A抗原あり=A型、B抗原あり=B型とする。
どっちにも反応なしが、O型。
両方に反応が、AB型。
ところで、この抗体にはもちろん使用期限がある。
また、昔は抗-B抗体の反応性が少々鈍かったとも言われる。
というわけで以下の間違いが稀に;;
『O型と判定した後、保健所医院で精査するとA or B だったとか。
A or B 型と判定後、精査すると、実は AB型だった。』
という事例が起こったそうだ。
3_
1_の話には、続きがある。
1_の夫というのは(もちろん)吾輩だ。
吾輩は、4人兄妹弟弟。
4人ともそろってAB型。
父は、B型、母, A型だった。
もし、それぞれ 遺伝子型が、BO, AOだったとする。
上記が起こる確率は、
1/4*1/4*1/4*1/4 = 1/256 = 0.0039
普通は、起こりえない。
父が、BBだったとしても
1/2*1/2*1/2*1/2 = 1/16 = 0.0625
これもどうかな。
(母が AA, 父 BO でも同じだ。)
とすると;
父, BB, 母もAAだったのかもしれないと思う・・・のだ。
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4_
今日は、複対立遺伝子を復習した。
ヒトの遺伝子DNA配列は解析が事実上完了している。
A, B, O, 遺伝子座は「DNAの塩基配列としては微妙にずれている、すなわちDNA配列は厳密な複対立ではない」と言う。
機能的には、複対立だが。
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