生物多様性|動物界における雌雄性について考えてみた。

最近ヒト界でも雌雄性についての議論が盛んになってきている。
その場合、genderって社会科学的なニュアンスがありそっちではない。
 

動物界に入るいきものの中で、オスメスを分ける方法ってさまざまだとわかっている。

以下は、すべて網羅できなく、我輩がよく知っている範囲の話だ:

 

1_持っている(性)染色体によって分れる種。: 哺乳動物、魚、などに多い。

2_雌雄同体: マイマイ(カタツムリ)、キセルガイ、など軟体動物にはけっこう存在している。

3_温度によって決まる種。: 多くのカメ、多くのトカゲモドキ、多くのヤモリなどを知っている。

4_ランダムに決まる種。:魚の一群。特定の水域内にメスばかりでオスがいないと、オスが出現する魚種・老齢になるとメスからオスとなる魚種。(飼育されているニワトリは老齢化すると、ときにはメスがコケコッコーと鳴きオス化するのだが、その実態はホルモン作用によることが分かっているのでこれは除外することに。)

5_野生ではメスしか見つけられなく単為生殖する種。: オガサワラヤモリ、ヤエヤマサソリ など様々。
 
 したがって卵(子)の 胚発生にとってオス由来物質は、必ずしも必要ではないようだ。
またオスの価値があるのは、遺伝子を混ぜ合わせてrandomに子孫に伝える効果がある筈と人は(かってに)考えている。

 変わりもの好きな我輩は、以下の経験がある:
a_オガサワラヤモリを飼育していた。
1頭でどうも有精卵を産んだ。(wcだから、あっそうと。自然界で交雑している可能性捨てられないという意味で。)
b_また1頭飼育のヤエヤマサソリから20頭ほどのちびを背中に載せた(=産仔)ことがある。(これもWC親だから、あっそう。)
c_雌雄同体と言われるキセルガイを殖やしているが、親がちびを産んでその単独飼育個体は親になってもただの一度も産仔したこともない、確かに。親を野原から採ってきて単独飼育すれば、もちろんちびをかなり産む。自然交雑したからだと思う。

以上の事柄から考えていくと、ヒトは単純な部類で『生物学的にはY性染色体がもつ遺伝子が「オスということ」を決める』んだが。
人の「gender」まで辿り着くとは知恵の発達故の問題点というか、
matter(問題とかもっとくだけて事案とか事例の意味だろうけど、適当な日本語が見つけられないのだ。)なのだろう。
#学び直し
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