地元産のアカハライモリを飼育中。|南日本系統のアカハライモリ

地元産のアカハライモリ

地元産・アカハライモリを飼育中。
2年間、卵を採集し生育。だから、Captive Hatched.

2023-captive hatched 個体；
2尾成体近くになりオスメスになったようだ。

アカハライモリ・南九州

アカハライモリ南九州

 

上がメスで下がオスに見える。
2025年早々産卵させられるかもしれない。
—-
2024-同じ場所由来-captive hatched babies;;
8尾が成長中。

アカハライモリ_CH2024

アカハライモリ_CH2024, 5,6

アカハライモリ_CH2024,7

—–
この個体群は、典型的な背中真っ黒・腹まだら赤黒ではない。
半分くらいの個体は、背中の端に赤い線がある。
2023== 2/2
2024== 4/8
程度がそう。

——
ところで；；；

アカハライモリは種族が違うと「性フェロモン,ソデフリン」が異なると。
少なくとも「飼育下,captive」では、繁殖が困難と言われていた。

種族分化については、以下の方法で分けられる。
1_形態、行動。
2_アロザイム,酵素の多型だ。
3_ミトコンドリアDNA,mtDNA の多型による分類。

3_の文献は、以下；
「A Tominaga, M Matsui, N Yoshikawa, K Nishikawa, T Hayashi, Y Misawa, S Tanabe, and H Ota ;
Phylogeny and histrical demography of Cynops pyrrhogaster(Amphibia: Urodela) : taxonomic relationships and distributional changes associated with climatic oscillations.
in Mol. Phylogenetics Evolution, 66: 654-657 (2013)」

———
3_の文献記載の「南日本系統」は、長崎県佐賀県北部を含み(熊本県をとんで)鹿児島県あたりまで分布。
わが飼育個体は、その系統と思われる。
その理由は以下；
a_鹿児島県の南西部にいる個体群で同様な表現が見られる。
b_長崎県福江島には、同様だが赤みがもっと濃い個体群が知られている。CB化もされているようだ。
c_わが個体の産出地は、長崎県の九州本島側で福江島の遠い対岸とも言える。

——————-