Armadillidium sp. のその後: 子孫を繋げなかった個体たち

4/19/2020

オカダンゴムシ

(残念ながら・・・)子孫を繋げなかったダンゴムシArmadillidium 系統、あれこれ
1-尾節白のその後
野生個体との交配で子孫が得られた。とてもよくわからないことに・・・第一代でいきなり尾節白が出現したのだ。その第一代の画像がある:
ノーマル、野生型;




尾節白1;


尾節白2;

尾節白3;

残念ながら、それ以上子孫を繋ぐことができなかった。夏に絶やしてしまうのだ。

2-漸く見つけたが、遺伝するものか検定するための交配で、
あえなく・・子孫を残せなかったオカダンゴムシ個体たち
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多くの動物は、可視的には黒い色素としてのmelanin 色素を持っていることが知られている。生体内ではアミノ酸チロシンから複数の過程を経てメラニン色素が合成される。それで、動物界ではメラニン色素の突然変異と言うのは人間からみてわかり易いこともあり割合に知られている。色素の合成量として、a-(無), hypo-(不足), hyper-(過剰)の3通りが考えられるわけ。a-melanisticは、他の色素が無いと白くみえることが多いのでラテン語の白いと言う意味のalbus, の英語版albino,と呼ばれることが多い。オカダンゴムシにも、tyrosinase(melanin色素合成段階の最初の酵素)+, と-(minus)と呼んで区別しているalbinoがPetTradeにのっている。そこで、それ以外のhypo, hyper がいないかと探している。
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hyperMelanistic;
メスなのだが、野生個体よりあきらかにmelanisticなのだった。
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hypoMelanistic;

これもメスだが、明らかにmelanin少と思う個体。

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まだ頑張って探している。
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3-モンテネグロダンゴムシの系統にもドットが黄色、白がいるようだ。
黄色;

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白;
ドットが白いと思うのだ。

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我が家では、所謂モンテネグロダンゴムシは、暑さ寒さの程度がよくわからずに絶えてしまった。

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